インビザラインのマウスピースは1日20時間以上装着するのが理想とされています。

つまり、食事以外の時間はほとんどつけている状態です。

日々のお手入れを怠るとマウスピースに細菌が増え、悪臭や黄ばみの原因となります。

中にはカビが生えてしまったなんてことも。

マウスピースは常に口に入れているものなので、清潔に保ちたいですよね。

 

今回はインビザラインの洗浄方法や注意点について解説します。

マウスピースの扱い方にまだ慣れていない方は、この記事を読んでお手入れ方法をマスターしましょう。

インビザラインの洗浄方法

マウスピースを外したら、指でやさしくこすり流水で洗います。

基本はこれで問題ありません。

内側の細かな部分を洗うために歯ブラシでのブラッシングも効果的ですが、ゴシゴシと洗うのは厳禁です。

歯ブラシは必ず軟らかい毛先のものを使用し、マウスピースを傷つけないよう丁寧に洗いましょう。

 

もっとしっかりと汚れを落とすために、市販の洗浄剤を使うのもおすすめです。

手洗いでは落ちない汚れや臭いを短時間で落とすことができます。

ただし、必ず矯正用リテーナー・マウスピースに対応しているものを使用してください。

入れ歯用の洗浄剤をに浸すと、変形や劣化の原因となるので注意が必要です。

インビザラインの洗浄の際の注意点

マウスピースを洗う時は以下の点に注意しましょう。

お湯は使わない

インビザラインをお湯で洗うと、変形の原因となります。

もしマウスピースが変形してしまうと、歯に合わなくなり作り直しで追加費用がかかる場合があります。

こうしたリスクを避けるためにも、洗浄は「水」で行いましょう。

歯磨き粉は使わない

マウスピースの洗浄で歯磨き粉は使用しないでください。

一見問題なさそうですが、歯磨き粉には研磨剤が含まれています。

歯磨き粉をつけて洗うとマウスピースの表面に細かい傷をつけてしまい、細菌が溜まりやすくなります。

水以外で洗いたい場合は、中性洗剤を水で薄めて使用してください。

よく乾燥させる

マウスピースを洗浄した後はしっかりと乾燥させます。

濡れたままケースにしまうと雑菌が増えてしまうので注意してください。

ケースにティッシュを敷いてマウスピースを置き、蓋を開けたまま乾燥させるのがおすすめです。

インビザラインの洗浄頻度は?

インビザラインは1日1回は必ず洗浄するようにしましょう。

できればマウスピースを外すたび、毎回水洗いするのが理想的です。

洗浄剤を使用する場合は週に1~2回程度がおすすめです。

まとめ

インビザラインの洗浄は口内の清潔さを保つ為に欠かせません。

「どうせすぐ交換するから」と手を抜いていると、細菌が増えて虫歯や歯周病の原因になります。

インビザライン矯正は日々の積み重ねが大きな影響を与えるので、毎日のルーティーンとしてお手入れするようにしましょう。

 

当院でもインビザライン矯正を行っています。

興味のある方は是非一度ご相談ください。

はぴねす歯科院長 小西知恵
コラム監修者

はぴねす歯科川西能勢口駅前クリニック 院長 小西知恵

日本歯科大学歯学部卒業後、東京医科歯科大学の摂食機能保存学を専攻。その後、東京都・埼玉県・大阪府の歯科医院に12年勤務し、2015年にはぴねす歯科石橋駅前クリニックに勤務。2020年7月、はぴねす歯科川西能勢口駅前クリニックの院長に就任。