インビザライン矯正においてチューイーは重要な役割を担っていますが、
「そもそも使ったほうがいいの?」「何分くらい使えばいいの?」など疑問点が多く、
使い方に個人差が出やすいものでもあります。
今回はチューイーの使い方や効果について説明します。
チューイーの使用方法で不明点がある方は是非最後までご覧ください。
インビザラインのチューイーとは?
インビザラインのチューイーとは、弾力のあるロール状のチューブのことです。
アライナー装着後、噛んで使います。
最近はフレーバー付きのものもあります。
チューイーの効果
チューイーを噛むことで、アライナーと歯を密着させることができます。
インビザラインはアライナーを交換して歯を動かしていくため、アライナーが歯とフィットしていることが重要です。
少しでも浮いたり隙間があったりすると、歯が計画通りに動かない可能性があります。
こうした事態を避けるために必要になるのがチューイーです。
チューイーを噛むことで歯とアライナーの密着度を高め、歯をしっかりと動かせるようになります。
チューイーの使用を怠ると、アライナーがうまくはまらなくなり痛みが出やすくなることも。
「チューイーは使わなくても大丈夫!」という噂に惑わされずに、是非正しく使用してください。
チューイーの使い方
チューイーを使う前に、まずはアライナーを前歯から奥歯にかけて両手指で押してしっかり密着させましょう。
その後、前歯からチューイーを噛んでいきます。
この時、上下の前歯で噛み切るようなイメージで押し込みます。
そのまま隣の歯に移動していき、奥歯に向かって噛みこんでいきます。
全体を満遍なく均等に噛むことがポイントです。
特に動かしたい箇所や八重歯などは角度を変えながら他のところよりも念入りに噛んで密着させてください。
チューイーの使用時間目安
チューイーを使用する際、何分くらい噛めばよいのか迷う方は多いでしょう。
チューイーは基本的に装着時に2~3分使用します。
ただし、新しいアライナーに交換して数日間ははまりにくく浮きやすいため、就寝前に20分~30分かけて使用するのが一般的です。
3~4日でアライナーが歯にフィットしてきたら、数分程度で十分です。
チューイーを噛んで痛い場合は?
チューイーが痛くて噛めない場合は、無理に使用せずひとつ前のアライナーを使用してフィット感を確かめてみてください。
「普段のアライナー装着時間が短い」「チューイーがうまく使えていない」などが原因で、アライナーと歯にズレが生じてしまっています。
ひとつ前のアライナーを使用するのか次のアライナーで様子を見るのか、歯科医師に相談し指示を仰ぎましょう。
チューイーの交換時期
チューイーは繰り返し使用できますが、ある程度使ったら交換が必要です。
弾力がなくなったと感じたり、チューイー自体が破れてきたら新しいものに交換しましょう。
使用後は水洗いし、乾燥させてください。
新しいチューイーは歯科医院だけでなくネットでも購入可能ですので、
交換時期に合わせてストックを用意しておくとよいでしょう。
チューイーの代替品
チューイーを紛失してしまった、ストックがないといった時は以下の物で代用も可能です。
・丸めたティッシュペーパー
・キッチンペーパー
・ティッシュやガーゼを巻いた割りばし
など
それぞれある程度の硬さはありますが、チューイーのような弾力性はありません。
あくまで一時的の代用品と考え、なるべく早く新しいチューイーを用意しましょう。
まとめ
インビザライン矯正におけるチューイーの使い方について説明しました。
チューイーは歯を計画通りに動かしていくために必要不可欠なものです。
これを使う使わないかで仕上がりに大きく差が出てきます。
はじめは面倒に感じるかもしれませんが、習慣化して正しく使いましょう。
また、チューイーはインビザライン矯正治療を行う場合アライナーとセットで必ず渡されるものですので、
もしもらっていない場合は歯科医院に連絡してみてください。
当院でもインビザライン矯正を行っています。
興味のある方は是非一度ご相談ください。
はぴねす歯科川西能勢口駅前クリニック 院長 小西知恵
日本歯科大学歯学部卒業後、東京医科歯科大学の摂食機能保存学を専攻。その後、東京都・埼玉県・大阪府の歯科医院に12年勤務し、2015年にはぴねす歯科石橋駅前クリニックに勤務。2020年7月、はぴねす歯科川西能勢口駅前クリニックの院長に就任。