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インビザラインで歯列矯正を進めている方のなかには、
「インビザラインが予定通りに終わらない……」
「治療計画通りに終わらないのは、もしかして失敗なの?」
と不安を抱いている方もいらっしゃるでしょう。
シミュレーション通りに進まないと焦りや不安を感じてしまいがちですが、実はインビザラインでは、半数ほどの患者さまが治療計画の修正やリファインメント(追加のマウスピースの作製)をおこなっているというデータもあります。
治療が延びる原因には、患者さま側のライフスタイルやマウスピースの装着時間だけでなく、歯の動き方や骨の性質などの生体的な理由もあるため、決して珍しいことではありません。
そこで、今回は以下の内容について解説します。
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この記事を読むことで、矯正治療期間が延びる理由を理解でき、焦りや不安を解消したうえで、次に何をすべきか明確にわかるようになります。
安心して治療を進めるために、ぜひ最後までご覧ください。
インビザラインとは?
インビザラインとは、透明なマウスピース(アライナー)を段階的に交換しながら歯を動かす矯正治療方法です。
従来のワイヤー矯正とは異なり、目立ちにくく、取り外しも可能で、治療中の見た目に配慮できる点がインビザラインの特徴です。
マウスピースは患者さまごとの歯並びに合わせて精密に設計されています。
1~2週間ごとに新しいマウスピースに交換することで、少しずつ理想の位置に歯を移動させていきます。
食事や歯磨きのときにはマウスピースを外せるため、口腔ケアがしやすい点もインビザラインのメリットです。
また、事前にコンピューター上で歯の動きをシミュレーションできるため、治療の最終イメージを把握したうえで安心して進められます。
一方で、毎日20時間以上の装着が必要で、指示を守らないと予定通りに歯が動かないという点には注意が必要です。
つまりインビザラインは、正しい装着時間と丁寧な管理があってこそ、効果が最大化される矯正方法なのです。
インビザラインが予定通り終わらない原因
インビザラインは精密なシミュレーションに基づいて進めていく矯正治療ですが、実際の歯の動きは人によって異なるため、必ずしも計画通り進むとは限りません。
主に、以下のような理由で治療期間が延びてしまうことがあります。
- 治療計画の修正が必要になった
- チューイーを正しく使えておらずマウスピースが浮いている
- ゴムかけの指示を守れていない
- 虫歯や歯周病の治療で矯正が中断した
- マウスピースを紛失・破損した
- アタッチメントが外れたまま放置してしまった
- 舌癖や食いしばりなどの癖が改善されていない
- 定期的に通院していない
- 歯の移動速度に個人差がある
ここからは、それぞれの原因について、詳しく解説します。
治療計画の修正が必要になった
シミュレーション通りに歯が動かない場合、治療計画そのものを修正する必要が出てきます。
新しい治療計画に合わせたマウスピースを作り直すため、その分全体の治療期間が延びてしまいます。
チューイーを正しく使えておらずマウスピースが浮いている
チューイーを毎日噛み込んでおかないと、マウスピースがきちんとはまらず、結果として次のマウスピースが合わなくなってしまうこともあります。
チューイーとは、歯にマウスピースを完全にフィットさせるためのアイテムです。
マウスピースが浮いてフィットしていないと、予定していた矯正力が歯に伝わらず、歯の移動が遅れてしまいます。
ゴムかけの指示を守れていない
噛み合わせの改善や特定の歯の動きを補助するために、歯科医師からゴムかけの指示が出る場合があります。
ゴムかけを怠ると、予定位置に歯が動かず、治療が遅れる原因になるため、注意が必要です。
虫歯や歯周病の治療で矯正が中断した
インビザライン中に虫歯や歯周病が進行すると、矯正よりも先にその治療を優先する必要があります。
口腔トラブルの治療中はマウスピースの装着が難しくなることがあるため、矯正を一時的に中断することも。
また、虫歯や歯周病の治療によって、口腔内の状況が変わった場合、マウスピースの作り直しが必要になる場合もあります。
口腔ケア不足は、治療期間が伸びる原因になるため、とくに注意しなければならないポイントです。
マウスピースを紛失・破損した
マウスピースを誤って捨ててしまったり、割ってしまったりした場合、次のマウスピースに進めないことがあります。
無理に次のマウスピースを使おうとすると、歯に過度な負担がかかり、結果として治療が延びてしまう原因になります。
また、破損したマウスピースをそのまま使用し続けることは大変危険です。
破損によりフィット感が悪くなると、さらに治療期間が延びる恐れがあるため、一つ前のマウスピースを装着して後戻りを防ぎつつ、速やかに担当の歯科医師にご相談ください。
アタッチメントが外れたまま放置してしまった
マウスピースの働きをサポートするため、小さな樹脂製の突起であるアタッチメントを歯に装着するケースがあります。
アタッチメントが外れてしまうと、マウスピースの矯正力が十分に伝わりません。
そのまま放置すると、治療の遅延につながるため、早めの対応が必要です。
舌癖や食いしばりなどの癖が改善されていない
舌で前歯を押す癖や就寝時の歯ぎしり・食いしばり、口呼吸などがあると、歯が後戻りを起こしたり、歯の移動が遅くなったりすることがあります。
矯正を受ける場合は、歯の移動のみでなく、悪い習慣の改善もセットでおこなわないと、計画通りに治療が進みません。
定期的に通院していない
インビザラインは、自分でマウスピースを交換できるため、ほかの矯正方法に比べて通院頻度は低くなります。
しかし、通院を怠ると、口腔内やマウスピースのトラブルに気づかず、結果的に治療期間が延びる原因になります。
定期的な歯科医院でのチェックは、計画通りに治療を進めるうえで欠かせません。
歯の移動速度に個人差がある
もともとの歯並びや骨の状態、年齢による代謝の違いなどによって、歯の移動速度には個人差が生じます。
とくに成人や中高年は、若年者と比べて歯の動きが遅い傾向があるため、予定通りにいかないことは珍しくありません。
インビザラインが終わらないと感じやすいケース
インビザラインは比較的幅広い症例に対応できる矯正方法ですが、歯並びの状態によっては治療が長引いたり、マウスピースの追加が必要になったりすることも少なくありません。
治療期間が長くなる傾向にあるケースを知っておくことで、不安を軽減し、治療に前向きに取り組めるようになります。
- 抜歯が必要な症例であった
- 重度の叢生や開咬などの難易度の高い症例である
- リファインメントが繰り返し発生している
- 歯槽骨が硬いため歯がシミュレーション通りに動きにくい
それぞれのケースについて、詳しく見ていきましょう。
抜歯が必要な症例であった
インビザラインでは、抜歯をして歯を動かすスペースを確保するケースがあります。
抜歯自体に時間がかかるほか、抜歯したスペースを閉じるために歯を大きく移動させる必要があるため、非抜歯症例に比べて時間がかかることがあります。
また、非抜歯症例に比べて治療難易度も高く、リファインメントが複数回必要になることも。
このような理由により、抜歯が必要なケースは、治療が終わらないと感じやすい代表的なケースです。
重度の叢生や開咬などの難易度の高い症例である
歯が大きく重なっている、またはひどくねじれているなどの重度の叢生や、上下の歯が噛み合わない開咬(オープンバイト)などの歯列不正は、治療難易度の高い症例です。
歯の位置関係が複雑で移動量も大きいため、シミュレーション通りに歯が動かず、追加のマウスピースが必要になることがあります。
治療期間は長期化しやすく、進みが遅いと感じる患者さまも少なくありません。
また、治療途中であっても、インビザライン単独での改善が難しいと判断されると、ワイヤー矯正との併用、またはワイヤー矯正への変更が勧められる場合もあります。
リファインメントが繰り返し発生している
歯の動きが治療計画から大きく外れてしまった場合や、悪習慣の影響で後戻りや噛み合わせのズレが発生すると、繰り返しリファインメントが必要になり、治療が長引きます。
リファインメントとは、微調整のために追加でマウスピースを作製することです。
インビザライン治療を受けている患者さまのうち、多くのケースでリファインメントをおこなっています。
複数回にわたって追加のマウスピースを作製する場合、終わらないと感じやすいものの、最終的な仕上がりを良くするためには必要なステップです。
歯槽骨が硬いため歯がシミュレーション通りに動きにくい
歯の動きやすさには個人差があります。
とくに、歯を支える歯槽骨が硬いタイプの方は、歯が計画通りに移動しにくい傾向があります。
また、成人や中高年の場合は、若年層に比べて代謝が低く、さらに歯の移動に時間がかかることも。
インビザラインが予定通り終わらないときの対処法
インビザラインが計画通りに進まないと感じたときには、焦らずに原因を一つずつ確認し、適切に対処するのが大切です。
インビザラインが予定通り終わらないときの対処法は以下の通りです。
- まずは装着時間やチューイーの使用状況を自分で見直す
- できるだけ早く担当の歯科医師に現状を相談する
- 治療計画を再度説明してもらう
- ゴムかけやアタッチメントなど指示されたルールを徹底する
- マウスピースが浮いている場合はすぐに伝える
- 装着時間を管理するアプリを活用する
ここからは、治療が遅れていると感じたときに取るべき行動について詳しくお伝えします。
まずは装着時間やチューイーの使用状況を自分で見直す
治療が遅れる原因で多いのが、装着時間の不足とチューイーの使用不足です。
まずはマウスピースを1日20時間以上装着できているか、食事や歯磨き以外の時間に外していないかを振り返ってみましょう。
また、チューイーの使用状況もあわせて確認することが大切です。
マウスピースがしっかり歯にフィットするよう、チューイーの使用を習慣化すると、マウスピースの浮きが改善され、歯に十分な矯正力が伝わるようになります。
できるだけ早く担当の歯科医師に現状を相談する
治療が計画通りに進まないと感じても、自己判断で次のマウスピースに進んだり、前のマウスピースに戻したりするといった行動は避けましょう。
治療がさらに遅れる原因になります。
もしも矯正治療中に少しでも異変を感じた場合、できるだけ早く歯科医師に相談しましょう。
マウスピースのフィット状況や歯の動きをチェックしてもらうことで、適切なタイミングで修正やリファインメントをおこなえます。
治療計画を再度説明してもらう
治療が長引く理由がわからないと、不安が先立ち、治療へのモチベーションが下がってしまいます。
担当の歯科医師に治療計画の内容や現状とのズレ、見直しが必要なポイントなどを説明してもらうと、今後の見通しが立ちやすくなります。
不安を解消し、納得することで、日々の装着時間の管理といった、治療に対する意識も高まるでしょう。
ゴムかけやアタッチメントなど指示されたルールを徹底する
ゴムかけは怠らず、アタッチメントは外れていないかを都度確認しましょう。
ゴムかけやアタッチメントには、歯の動きをサポートする大切な役割があります。
ゴムかけやアタッチメントが十分に機能していないと、適切な矯正力が歯にかかりません。
治療を順調に進めるためにも、歯科医師から指示されたルールを毎日確実に実践するのが大切です。
マウスピースが浮いている場合はすぐに伝える
マウスピースの浮きに気づいたら、早めに歯科医院へ連絡し、チェックを受けることが大切です。
マウスピースが浮いている状態では、歯に十分な矯正力が伝わりません。
歯の動きが滞り、次のマウスピースに進めなくなるケースも。
必要に応じてマウスピースの調整やリファインメントをおこなうことで、治療計画とのズレを最小限に抑えられます。
装着時間を管理するアプリを活用する
装着時間を守っているつもりでも、実際には不足しているケースがよくあります。
アプリやタイマーを活用すると、正確に装着時間を把握でき、着け忘れを防げます。
インビザラインを予定通り終わらせるためのポイント
インビザライン矯正を計画通りに進めるためには、以下のような患者さま自身の日々の取り組みが重要になります。
- マウスピースの装着時間を厳守する
- チューイーを毎日使用してマウスピースを歯にフィットさせる
- マウスピースの交換タイミングを守る
- ゴムかけの指示を守る
- 口腔ケアを徹底して虫歯や歯周病を予防する
- 指示された通院スケジュールを守って定期的に歯の動きをチェックしてもらう
- アタッチメントが外れたりマウスピースが浮いたりしたらすぐに相談する
ここからは、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
マウスピースの装着時間を厳守する
インビザラインの治療効果を最大限に引き出すには、1日20時間以上のマウスピースの装着が必要です。
装着時間が不足すると矯正力が歯に十分に伝わらず、計画よりも歯の動きが遅れてしまいます。
食事と歯磨きのとき以外は基本的に外さないといった、装着時間の確保を最優先に考えましょう。
チューイーを毎日使用してマウスピースを歯にフィットさせる
チューイーはマウスピースの浮きを防ぎ、歯にしっかりフィットさせるためのアイテムです。
とくに新しいマウスピースに交換した直後は、歯とマウスピースの密着度が下がりやすいです。
マウスピースを装着したときには必ずチューイーを噛み込み、しっかりと歯に密着させましょう。
きちんと矯正力が伝わることで歯の移動もスムーズになり、治療の遅れを防げます。
マウスピースの交換タイミングを守る
自己判断でマウスピースの交換を早めたり遅らせたりすると、治療計画と実際の歯の動きにズレが生じます。
指定された交換日を守ることで、治療のリズムが安定しやすくなります。
マウスピースの交換について疑問や不安がある場合は、必ず歯科医師にご相談ください。
ゴムかけの指示を守る
歯科医師からの指示通りにゴムをかけることで、予定通りに治療を終えられる可能性が高まります。
噛み合わせの改善には、マウスピースの装着だけでは不十分なケースもあるため、歯の動きを促すうえでもゴムかけの指示をきちんと守りましょう。
口腔ケアを徹底して虫歯や歯周病を予防する
インビザライン中に虫歯や歯周病などの口腔トラブルになると、そちらの治療が優先され、矯正治療が中断されることがあります。
その間、マウスピースの装着ができなくなり、全体の治療期間が延びるだけでなく、治療計画の見直しが必要になることもあります。
毎日のブラッシングに加えて、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃用具を活用し、口腔内を清潔に保ちましょう。
指示された通院スケジュールを守って定期的に歯の動きをチェックしてもらう
矯正治療中の定期通院では、マウスピースのフィット状況や歯の動き、アタッチメントの状態などを細かくチェックします。
通院を怠るとトラブルの発見が遅れてしまい、治療の遅延につながります。
予定通りに矯正治療を終えるためにも、定期的な通院は欠かさないようにしましょう。
アタッチメントが外れたりマウスピースが浮いたりしたらすぐに相談する
アタッチメントが外れた状態や、マウスピースの浮きを放置すると、歯に矯正力が伝わらず、治療が遅れる原因になります。
些細なことでも、異変を感じたら早めに歯科医師に相談することが重要です。
早期対応することで、治療の遅れを最小限にとどめられます。
まとめ
インビザラインが予定通り終わらないと感じるのは、決して珍しいことではありません。
大切なのは、治療の遅延につながる原因を放置しないことです。
また、予定より時間がかかったとしても、それは失敗ではなく、より精度の高い仕上がりのためだと考えるようにすることで、モチベーションを落とさずに治療を進められます。
この記事を参考に治療に対する不安を解消し、インビザラインで美しい口元を手に入れましょう。
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医療法人はぴねす 理事長 野澤修一
福岡歯科大学を卒業後、福岡県・大阪府・兵庫県の歯科医院にて14年間勤務。その後、2014年9月に「はぴねす歯科石橋駅前クリニック(大阪府池田市)」、2018年6月に「緑地公園駅前クリニック(大阪府府中市)」、2020年7月に「川西能勢口駅前クリニック(兵庫県川西市)」、2022年11月に「尼崎駅前クリニック(兵庫県尼崎市)」を開院。現在は医療法人はぴねすの理事長として4医院を運営。
はぴねす歯科グループ
石橋駅前クリニック
電話:072-762-4618
住所:大阪府池田市石橋1丁目2-17
緑地公園駅前クリニック
電話:06-6151-4618
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電話:06-6497-4618
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