「インビザラインが目立たないのか」という点について気になっている方はいるのではないでしょうか? 自身の歯並びに不安を覚えたり、自信を無くしたりしている方は少なくないでしょう。 その際にインビザラインが目立ちやすいのかどうかという点に関して疑問を抱いている方は多いでしょう。 他にも以下のような点について不安や疑問を抱いていませんか? 「インビザラインは目立つの?目立たないの?」 「目立つのならどういう風に対策するべきなの?」 インビザラインは矯正器具の部分によって目立ちやすい部分と目立ちにくい部分があったり、矯正器具の着色によって目につきやすくなってしまいます。 しかし、着色であれば原因をしっかりと抑えれば対策は可能です。 そこで今回は以下のトピックについて解説します。

  • インビザラインは目立たない?
  • インビザラインが目立つ原因

この記事はインビザラインが目立ってしまうのかどうか、そもそも目立ってしまう原因について解説します。 歯列矯正するにあたって、より目立ちにくい矯正方法を知りたいという方はぜひ参考にしてください。

インビザラインは目立たない?

インビザラインは部分によって目立ちやすさが違うのが特徴です。 そこで、具体的にどのような部分が目立ちやすくて、どのような部分が目立ちにくいのかについて解説します。 部分による目立ちやすさを知りたい方はぜひ参考にしてください。

アライナーは目立ちにくい

インビザラインの中でもアライナーは目立ちにくいです。 アライナーは厚さ0.5mmの薄いプラスチックでできているので、相手に歯をじっくりとみられない限りほとんど目立たずに気付かれないでしょう。 しかし、アライナーは長期間使用することを想定してないため、1〜2週間程度で汚れが溜まり、交換しなくてはならないことを認識しておくと良いです。

アタッチメントやゴムかけは目立ちやすい

インビザライン矯正でもアタッチメントやゴムかけは目立ちやすいです。 アタッチメントとは歯に装着する白くて小さな突起のようなもので、アライナーの保持力を高めて、歯の移動をサポートするために使います。 またゴムかけとは顎の位置や噛み合わせを整えるために必要なものです。 歯の移動距離や矯正方法によって多少違いがありますが、アタッチメントやゴムかけのどちらも透明なアライナーの上に装着するため、突出物として目立ちやすくなってしまいます。

リテーナーは目立ちにくい

リテーナーは目立ちにくいと一般的に言われています。 ただし、リテーナーには取り外しができるタイプとできないタイプがあり、さまざまな形状があるため、リテーナーによっては目立ちやすいものもあるので注意しましょう。 具体的に目立ちにくいリテーナーとは透明なプラスティックの素材でできているマウスピースタイプやワイヤー固定のものなので、歯科医師に治療の際に相談すると良いです。

インビザラインが目立つ原因

インビザラインが目立つ原因は主に5つあります。 注意して対策すれば防げる原因もあるので、まずは原因から理解していきましょう。

アライナーの着色

アライナーの着色はインビザラインが目立ちやすい原因になります。 アライナーは透明なので、コーヒーやお茶などは特に着色しやすいのでできるだけ避けたほうがいいです。 着色をできるだけ防ぐ方法として、もし色がつきやすい飲み物や食べ物を飲食した際はすぐに水につけたりして洗浄するか、そもそも外した状態で飲食するようにしましょう。

アタッチメント周辺への着色

アタッチメント周辺の着色もインビザラインが目立つ原因になります。 特にコーヒーや赤ワイン、カレーやお茶などの色の濃い食べ物や飲み物がアタッチメントの周辺に着色しやすいです。 そのため、矯正期間中は、上記の食べ物や飲み物は避けるようにしましょう。 しかし、汚れてきた際は歯科医院のクリーニングで綺麗にできるので、過度に避け過ぎずストレスがないように生活すると良いです。

アタッチメントの凹凸

アタッチメントの凹凸もどうしても目立ちやすいです。 アタッチメントは歯を回転させたり、歯を動かすために必要な装置なのですが、多くの種類があり目立ちやすいものから目立ちにくいものもあります。 目立ちにくいアタッチメントを選んだり、どうしても嫌な場合はアタッチメントを使わない矯正治療も可能です。 ただし、アタッチメントを使わない場合だと計画していたような歯の動きができなかったり、治療期間が長引く可能性があるので、あらかじめ認識しておきましょう。

顎間ゴム

顎間ゴムとは出っ歯や受け口、開口を治したり歯をしっかりと嚙合わせるために利用するもので、取り外し可能という特徴があります。 犬歯と第一大臼歯付近にゴムをかけるため、口を大きく開けるとゴムが目立ってしまうでしょう。 ただし、ゴムにもさまざまな種類が存在しており、動かしたい歯や目的によっては細さや長さを調整できます。 そのため、歯科医師に相談して目立ちやすさは検討していく必要があるでしょう。

抜歯後の隙間

抜歯後の隙間も目立ちやすいです。 抜歯をすると傷口が落ち着くまでアライナーをどうしても入れられません。 そのため、抜歯してしばらく間は口を開くと歯抜け状態に見え、目立ちやすいです。 さらに抜歯したスペースから空気が漏れて上手く発音ができなくなり、機能的な障害も出る可能性があります。 そのため、最低でも傷口がある程度ふさがるまでは目立ってしまうのを理解して治療を進めましょう。 関連記事:インビザラインをおすすめしない人とは? 関連記事:インビザライン矯正とワイヤー矯正、どっちがおすすめ?

まとめ

インビザラインはアライナーやリテーナーは目立ちにくいものの、アタッチメントやゴムかけが目立ちやすかったりと部分によって目立ちやすさが変わってきます。 しかし、治療内容によってはできるだけ目立たないように工夫ができるので歯科医師と相談しながら治療の詳細を決めていきましょう。 またインビザラインが目立つ原因としてコーヒーやケチャップ、お茶などの色の濃い食べ物や飲み物による着色が挙げられます。 そのため、そもそも矯正装置を外して飲食したりといった今回紹介したような着色対応を取るようにしましょう。

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はぴねす歯科院長 小西知恵
コラム監修者

はぴねす歯科川西能勢口駅前クリニック 院長 小西知恵

日本歯科大学歯学部卒業後、東京医科歯科大学の摂食機能保存学を専攻。その後、東京都・埼玉県・大阪府の歯科医院に12年勤務し、2015年にはぴねす歯科石橋駅前クリニックに勤務。2020年7月、はぴねす歯科川西能勢口駅前クリニックの院長に就任。

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