インビザライン矯正とワイヤー矯正の違いを知りたい方必見です。

この記事ではインビザライン矯正とワイヤー矯正のメリット・デメリットを知ることが出来ます。

矯正方法ごとにお勧めの方を記載しているのでどちらの矯正方法が自分に合っているかが分かります。」

インビザライン矯正・ワイヤー矯正、この2つの違いが気になっていませんか?

歯の矯正に興味がある方は

「自分の歯並びを矯正したい、でも矯正はお金も時間もかかるから慎重に決めたい」

と考えることが多いと思います。

本記事ではインビザライン矯正とワイヤー矯正の違いについて説明し、あなたに最適な矯正方法をご紹介します。

歯の矯正するにあたって特に不安な要素として挙げられる

・矯正の期間

・矯正にかかる費用

・矯正中に制限されること

など、全てを詳しく説明しています。

「インビザライン矯正とワイヤー矯正の違いを知りたい」

「自分にあった矯正方法が知りたい」

これらに当てはまる方は是非この記事を参考にしてください。

インビザライン矯正とは?

インビザライン矯正とは「アライナー」と呼ばれるオーダーメイドのマウスピース型矯正装置を歯並びの改善に合わせて付け替えるといった方法です。

治療完了までに使用するアライナーの数は患者様の歯並びの状態によって異なるため、それにともない治療期間も左右されます。

ワイヤー矯正とは?

ワイヤー矯正とは歯の表面に矯正装置を取り付け、そこにワイヤーを通してワイヤーの復元力を利用し、歯並びを改善させる方法です。

ワイヤー矯正では、歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる矯正装置を取り付け、その部分にワイヤーを通します。

ブラケットには金属製のメタルブラケットと、セラミックやプラスチック製の審美ブラケットと呼ばれる二種類があります。

インビザライン矯正のメリットとデメリットとは?

インビザライン矯正は比較的新しい治療方法のため、過去の治療方法にはないメリットを多く持っています。

その反面、注意しておかなければならないデメリットの部分もいくつか存在します。

インビザライン矯正のメリット

インビザライン矯正には大きく分けて4つのメリットがあります。

・装置が目立たない

・衛生的

・取り外しが可能

・痛みがほとんどない

インビザライン矯正をより理解してもらうため、それぞれを分かりやすく解説していきます。

①装置が目立たない

インビザライン矯正は装置が目立ちにくいのが特徴です。

なぜならインビザライン矯正で使用するアライナーはポリウレタン製で且つ透明だからです。

装着時もほとんど目立つことは無く、会話をする際も周囲の視線を気にすることはありません。

インビザライン矯正は矯正装置の見え方に不安を持っている方でも安心して使うことが出来るのです。

関連記事:インビザラインは目立たない?目立つ原因と予防法を紹介

②衛生的

インビザライン矯正は矯正装置を自由に取り外すことが出来るため、衛生的です。

インビザライン矯正はワイヤー矯正とは異なり、歯の表面に固定されることはありません。

食事後でも矯正器具の取り外しは可能なので、普段通りに歯を磨くことが出来ます。

装置自体の清掃も定期的にできるため、ワイヤー矯正に比べて口内を清潔に保つことが出来ます。

③取り外しが可能

インビザライン矯正はワイヤー矯正と異なり、矯正器具の着脱が可能です。

そのため、装置に食べ物が付着する心配もなく、治療開始後でも今まで通り食事を楽しむことが出来ます。

痛みがほとんどない

アライナーの表面はとても滑らかなので、口の中の粘膜や舌を傷付ける恐れがありません。そのため、口腔の怪我の心配をしている方も安心して使用できます。

アライナーは約0.5mmの薄い素材のため、装着時の不快感はほとんどありません。

関連記事:インビザラインは痛い?痛みの原因と対処法について

インビザライン矯正のデメリット

上記でインビザライン矯正のメリットについて述べましたが、同時にデメリットも知っておかなければなりません。

・適用できない場合がある

・紛失の可能性がある

・長時間装着する必要がある

それぞれ詳しく解説します。

①適用出来ない場合がある

アライナーの出し入れができない場合や患者様のお口の中に何か問題がある場合は適用できない可能性があります。

例としてアライナーがはまりにくい歯の形をしている、計画に複雑な歯の動きが含まれている、重度の歯周病や叢生、インプラントが多数入っている方などが挙げられます。

自分の症例がインビザライン矯正で治療できるのか知りたい場合は、歯科医師に直接相談していただくことを推奨します。

②紛失の可能性がある

アライナーは薄くて軽く、且つ透明なため無くしやすくなっています。

アライナーを外した際はすぐにケースに入れ、保管することが大切なので普段からしっかりと自己管理が出来ることが重要になります。

③長時間装着する必要がある

取り外しが可能とはいえ、一日に20時間以上装着していないと治療がスムーズに進まない可能性があります。

アライナーを長時間外したままでいると歯が後戻りしてしまい、アライナーが歯に合わなくなってしまうからです。

こんな方にはインビザライン矯正がおすすめ

インビザライン矯正は人と対面して話す機会が多く、自己管理が得意な方におすすめできます。

インビザライン矯正にすることによって他人の目を気にせずに会話することができ、食事をする時も治療前と同じように食事を楽しむことが出来ます。 

アライナーは装着時にも痛みをほとんど感じないため、怪我の心配をしている方にも安心して使用して頂けます。

関連記事:インビザラインをおすすめしない人とは?

ワイヤー矯正のメリットとデメリットとは?

長年の歴史を持つワイヤー矯正は多くの実績とメリットを持っています。

しかし、インビザライン矯正をはじめとした新しい治療方法が出現したことにより、いくつかのデメリットも浮き彫りになりました。

これから、その両方を詳しく解説していきます。

ワイヤー矯正のメリット

ワイヤー矯正は主に4つのメリットに分けることが出来ます。

・治療期間が短く、早い

・取り外しの必要がない

・症例数が豊富

・適用範囲が広い

この4つのメリットを詳しく解説していきます。

①治療期間が短く、早い

ワイヤー矯正はインビザライン矯正よりも全ての歯を大きく移動させるため、治療期間が短くなるケースが多いです。

インビザライン矯正ではマウスピースを何度も付け替えて歯を移動させるという要領に対し、ワイヤー矯正の方はワイヤーで歯を締め付けることでインビザライン矯正よりも強い力で歯を動かします。そうすることで結果として早く施術が完了することに繋がります。

②取り外しの必要がない

ワイヤー矯正はインビザライン矯正とは異なり、矯正器具の取り外しの必要がありません。

矯正器具を外す手間が煩わしい方にはワイヤー矯正を推奨します。

③症例数が豊富

ワイヤー矯正は症例数が豊富なことでも有名です。

ワイヤー矯正は100年以上の歴史を持つため、他の矯正方法に比べて圧倒的な実績を誇っています。

実績が多い治療法を希望される方には、ワイヤー矯正がおすすめです。

④適用範囲が広い

ワイヤー矯正はほとんど全ての歯並びに適用することが出来ます。

ワイヤー矯正はインビザライン矯正よりも歯を締め付ける力が大きいため、難しい歯並びでも対応することが出来るからです。

ワイヤーの調整は医師が行うため、適切に且つ歯を大きく移動させることが可能です。 

また、ワイヤー矯正は抜歯による矯正が可能なため、3ミリ以上の歯の移動や口元を大きく変える治療も可能です。

ワイヤー矯正のデメリット

上記でワイヤー矯正のメリットについて述べましたが、併せてデメリットも知っておかなければなりません。

・食事に一部制限がある

・歯が磨きにくい

・口の中が傷付きやすい

主に挙げられるのはこの三つです。これらを詳しく解説していきます。

①食事に一部制限がある

ワイヤー矯正は装置に食べ物が引っかかるケースがあるため、注意しなくてはなりません。

特に粘度の高いもの(キャラメルやお餅、ガムなど)や硬いもの(お煎餅など)は出来るだけ避けるべきです。

装置に付着して取れなくなる原因や、虫歯の原因になるからです。

②歯が磨きにくい

ワイヤー矯正の場合、ワイヤーやブラケットが歯の表面に付いているため、矯正器具の周辺はゴミが溜まりやすくなります。

歯を磨く際には3〜4種類の専用歯ブラシを使う必要があります。丁寧に磨く必要があるため、磨くコツを覚えることが大切になります。

③口の中が傷付きやすい

ワイヤー矯正の矯正器具は歯の表面に取り付けるため、器具の凸凹が口の中の粘膜や舌を傷つける恐れがあります。

矯正器具によって口の中が傷付くことで口内炎になるトラブルもあります。その際はすぐに歯科医院に相談することをおすすめします。

こんな方にはワイヤー矯正がおすすめ

ワイヤー矯正は実績のある治療を行いたい方、治療を早く終えたい方、自己管理が面倒な方におすすめできます。

ワイヤー矯正は多くの実績を持つ矯正方法のため、安心して治療を行って頂けます。ワイヤー矯正はインビザライン矯正に比べて治療期間が短いため、早さを重視する方におすすめです。

また、ワイヤー矯正はインビザライン矯正とは異なり、矯正器具を取り外す必要がないため、自己管理が面倒だと感じる方はワイヤー矯正をおすすめします。

当院の矯正メニュー

当院ではインビザライン矯正はもちろん、ワイヤー矯正、小児矯正もおこなっております。

全体矯正

大人フル矯正

77万円(税込み)〜

 

インビザライン

77万円(税込み)〜

部分矯正

大人部分矯正

33万円(税込み)〜

 

インビザライン

38.5万円(税込み)〜

小児矯正

1期

33万円(税込み)〜

 

2期

44万円(税込み)~

 

当院の矯正治療では、患者様のお悩みを解決できるように、ご希望に合わせた治療プランをご案内します。矯正治療を考えている方はお気軽にご相談ください。

*当院の矯正相談は無料です。

*完全予約制となっておりますので、事前にご予約をお願いします。

まとめ

ここまでインビザライン矯正とワイヤー矯正の二つをメリット・デメリットを挙げてきましたが、それぞれどのような違いがあるのかお分かり頂けたでしょうか?

まとめると、インビザライン矯正は矯正装置が透明なため目立ちにくくなっているため、会話中にも周りを気にする必要がありません。なので、仕事柄で対面での会話が多い方にお勧めします。

そして矯正装置自体が取り外しが可能なため、衛生面も安心して使用することが出来ます。そのため、衛生面を心配される方にこの方法をお勧めします。

インビザライン矯正はマウスピースの自己管理が必要です。しかもマウスピース自体が薄くて透明なため、無くす可能性も有ります。自己管理が苦手な方にはあまりお勧め出来ません。

また、矯正器具の取り外しは可能ですが一日に22時間以上付けておかないと効果があまり見られなくなるため、取り外すのが面倒な方にもあまりお勧めは出来ません。

ワイヤー矯正は100年以上の歴史を持つため、インビザライン矯正と比べても症例数が多いというのが特徴です。

適用範囲が広いため、本当に矯正が出来るのか不安な方にワイヤー矯正をして頂くことを推奨します。

矯正器具を取り外す必要がないので、自己管理が出来るか心配な方でも安心して治療して頂けます。

ここまで読んで下さった皆様にはインビザライン矯正とワイヤー矯正の違いが分かっていただけたかと思います。

これらを踏まえたうえで、自分に合った治療方法はどれかを見極める事が大切です。

インビザライン矯正とワイヤー矯正のお勧めする人物像に当てはまった方は、その治療法を実践して頂けると幸いです。

はぴねす歯科院長 小西知恵
コラム監修者

はぴねす歯科川西能勢口駅前クリニック 院長 小西知恵

日本歯科大学歯学部卒業後、東京医科歯科大学の摂食機能保存学を専攻。その後、東京都・埼玉県・大阪府の歯科医院に12年勤務し、2015年にはぴねす歯科石橋駅前クリニックに勤務。2020年7月、はぴねす歯科川西能勢口駅前クリニックの院長に就任。