インビザライン矯正中にアライナーの浮き具合が気になることってありますよね?
歯にフィットしていないと、歯が動かない気がして不安になることもあるでしょう。
今回は、アライナーが浮く原因と対処法方について紹介していきます。
インビザライン矯正中にアライナーが浮く4つの原因
インビザライン矯正中にアライナーが浮く原因は4つあります。
- アライナーが歯にフィットしていない
- 治療計画通りに歯が動いていない
- アライナーに問題がある
- 歯の大きさや形状に問題がある
アライナーが歯にフィットしていない
「インビザライン矯正を開始した直後」や「新しいアライナーへ交換したタイミング」は、歯とアライナーに多少のズレが生じているため、完全にフィットしていません。
そのため、浮いているように感じます。
歯とアライナーが完全にフィットしてしまうと、歯を動かすことができないため、ズレがあることに関しては問題ありません。
むしろ、ズレがないと歯を動かすことができないため、矯正が進みません。
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治療計画通りに歯が動いていない
治療計画通りに歯が動いていないと、新しいアライナーに取り替えたタイミングで、ズレが大きくなります。
そのため、装着したときに、歯とアライナーの隙間が大きくなり浮く原因になります。
アライナーに問題がある
治療計画通りに矯正を進めていたとしてもアライナーが浮く場合は、アライナーの形状に問題がある場合もあります。
歯の大きさや形状
歯の大きさや形状によっては、アライナーが被さりにくい場合があります。
歯にフィットさせにくい歯列は、アライナーが浮く原因となります。
インビザラインが浮くときの5つの対処方法
インビザラインが浮いてしまうときの対処方法は5つです。
- アライナーの装着時間を見直す
- チューイを噛む
- アライナーを戻す
- アタッチメントを付ける
- 担当の歯科医師に相談する
アライナーの装着時間を見直す
1日20時間以上の装着時間をしっかり守りましょう。
装着時間を守れていないと歯が予定通りに動かないため、次のアライナーに取り替えたときにズレが大きくなってしまいます。
アライナーは着脱が簡単にできるメリットがありますが、1日に何度も着脱すると治療計画通りに矯正が進みません。
装着時間が不足することで、次第にズレが大きくなり、アライナーが浮く原因となります。
浮き具合を減らすためにも装着時間を厳守しましょう。
チューイを噛む
インビザライン矯正を始めた頃やアライナーを交換した頃は、チューイを積極的に使いましょう。
チューイを噛むことで、アライナーを歯にフィットさせることができます。
浮き具合が激しい場合は、最低でも、1日30分以上は噛むようにしてください。
長時間アライナーを装着していると徐々に浮いてくるため、こまめにチューイを噛むことが大事です。
アライナーを戻す
新しいアライナーに交換したタイミングで浮く場合は、1つ前のアライナーに戻す方法もあります。
1つ前のアライナーに戻すことで、治療計画通りに動いていない歯並びを整えることができます。
治療計画通りに歯が動いていないのにも関わらず、新しいアライナーを装着すると、ズレが大きくなり浮き具合が激しくなります。
1つ前のアライナーを装着して数日過ごし、歯列を調整することで、浮き具合が軽減されることが多いです。
アタッチメントを付ける
アタッチメントを付けることで、アライナーが歯にしっかりと固定されるため、浮き具合を減らすことができます。
歯への圧力を細かく調整できるため、効果的に歯を動かすこともできます。
担当の歯科医師に相談する
アライナー自体に問題がありそうだと感じた場合は、担当の歯科医師に相談しましょう。
診断によってはアライナーを作り直すこともあります。
まとめ
インビザラインが浮くこと自体は珍しくありません。
ですが、浮いたままの状態を放置すると、計画通りに歯が動かず、治療が遅れてしまいます。
インビザラインの浮き具合が気になる場合は、今回紹介した対処方法を試してみてください。
はぴねす歯科川西能勢口駅前クリニック 院長 小西知恵
日本歯科大学歯学部卒業後、東京医科歯科大学の摂食機能保存学を専攻。その後、東京都・埼玉県・大阪府の歯科医院に12年勤務し、2015年にはぴねす歯科石橋駅前クリニックに勤務。2020年7月、はぴねす歯科川西能勢口駅前クリニックの院長に就任。